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矯正図鑑〜Orthodontic room〜

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正しい噛み合わせとは

正しい噛み合わせとは

歯の噛み合わせとは精巧なもので、髪の毛1本でも噛めばそれとわかるはずです。髪の毛の太さは1mmの1/10といった細さですが、それを感知するほど敏感なものだといえます。

正しい噛み合わせ

噛み合わせとは実に精巧にできているということがわかります。その噛み合わせが上下できちんと噛み合っていないのが不正咬合です。

正しい噛み合わせとは上下の歯の山と谷がきれいに噛み合っている状態です。もともと歯はそのように噛み合うようにできています。つまり、上下の歯が歯車のように噛み合うことで食べ物をうまく咀嚼することができるのです。

正しい噛み合わせの条件を何百と挙げる学者もいますが、それらのすべての条件を満たすような歯列の持ち主はいないといわれています。つまり、理想的な噛み合わせであり、現実には程度の差はありますが、だれしもどこかここかに不正咬合を抱えているというのが現状です。

その不正咬合の種類ですが、歯科の世界ではいくつかの種類に分けています。

叢生(乱杭歯)

叢生(乱杭歯)

乱杭歯は歯科用語では叢生といいます。でこぼこした歯並びのことをいいます。ほとんどの人はこの叢生を伴っているといってもいいくらい多い症例です。八重歯もこの叢生に入ります。八重歯は犬歯が飛び出したケースで日本人に多い症例です。犬歯はU字型の歯列のちょうどカーブのところに位置しており、歯列からずれやすいということがあります。そのうえ、犬歯は前歯と第1小臼歯という隣り合った歯が生えそろったあとから出てくるため、スペースが狭いと歯列から外側にはみ出して生えてきてしまうのです

上顎前突

上顎前突

いわゆる出っ歯です。叢生の次に多い症例です。出っ歯と一口にいっても、上の前歯が出ているケース、上顎の骨が前に出ているケース、この両方が同時にあるケース、下顎が引っ込み過ぎているケースとあります。下顎が極端に小さいケースは「下顎遠心咬合」といいます。

出っ歯とよばれる場合に、下の歯も実は出ているケースがあります。これが「上下顎前突」です。上下の歯は噛み合っているのですが、どちらも前に突出しているというケースです。横顔を見るとわかりますが、上の歯だけでなく、下の歯も前に出ているため、全体に鼻から口にかけて前に出ているという印象を受けます。

反対咬合(受け口)

反対咬合(受け口)

上の前歯が下の前歯に4分の1から3分の1程度かぶさっているのが正常ですが、これが逆になっている咬合を「反対咬合」といいます。下の前歯の方が上の前歯よりも前に出ているケースで、いわゆる受け口といわれる噛み合わせです。「下顎前突」ともいいます。下顎の骨が上顎よりもでている場合にいいます。上顎前突の方よりも、治療に来られる方は少なめですが、気にされる方は非常に気にされて治療にいらっしゃいます

開咬

開咬

前歯が噛み合わず、すき間が開いている状態の方がいらっしゃいます。奥歯の数本は噛み合っているのですが、前の方は開いたままという状態で、こうした症例を「開咬合」といいます。ぱっと見ただけではどこが不正かわからないといった方から、明らかに前歯が閉じていないのがはっきりとわかるケースまで程度がいろいろあります。歯列自体はきれいなことも多く、本人としては不正咬合であるとは気がつかないケースもあるようですが、意外に多い症例です。ただ、やはり食事のときには前歯で噛み切れないなどの問題があるので、苦労して食事をされているようです。

原因には噛み合わせの問題ももちろんありますが、「弄舌僻」といって舌の癖によることも多いのです。お子さんの場合ですが、前歯の間から舌を出している癖があると、永久歯が生えてくるのを邪魔され、前に押し出されて生えてきてしまうのです。

過蓋咬合

過蓋咬合

開咬と逆に、深く噛みすぎてしまうのが「過蓋咬合」です。下の前歯が、上の前歯の後ろの歯肉の方まで噛んでしまいます。歯肉を痛める原因ともなります。放っておくと、上の前歯は徐々に前に出てきてしまい、悪循環となります。

シフト

シフト

シフト

左右対称な人は誰もいませんが、あまりずれが大きいと噛み合わせに支障がでてしまいます。主に下顎骨の左右の長さが違うことから起きること多いようです。病的に左右の成長量に差が出てしまう場合や成長期に片側噛みを続けたり、頬杖をつくなどの悪習癖が原因となる場合があります。左右の顎の長さが違うために顎の開け閉めもスムーズではなく希にあごの関節に支障をきたす場合があります。

過蓋咬合

外科

外科

顎の前後的・左右的なずれが大きく、歯の移動のみで良好な噛み合わせを得ることができない時や骨格的なずれに多大なコンプレックスをお持ちの場合は手術をして土台ごと修正します。下顎のみを手術することが多いのですが、上下の骨を同時に移動する場合もあります。手術は全身麻酔で行い、入院も数週間必要となります。手術を前提とした矯正治療は保険治療が適用となります。